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実験動物としてのウサギ

コラム

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実りある研究のためには、モデル動物の特性理解が欠かせません。我々は、実験動物としてのウサギに関する情報交換を目的として、日本ウサギバイオサイエンス研究会を設立し、シンポジウムなどの活動を行っています。興味を持っていただき、ご参加頂ければ幸いです(https://plaza.umin.ac.jp/~jrabia/page.html)。

【注1】継代:ウイルスなどを維持するために一部を新しい培養環境(培地、生体など)に植え継ぐ技術。
【注2】発生工学技術:生殖細胞や胚に遺伝子操作を加えて、改変した動物を作製する技術。
【注3】オミックス解析:生体を構成するさまざまな分子を網羅的に調べる方法。ゲノミクス(遺伝子)、プロテオミクス(蛋白質)、メタボロミクス(代謝物質)など。
【注4】アルビノ:遺伝的にメラニン色素が欠乏した個体。
【注5】ゲノム編集技術:生物の特定の遺伝子だけを正確に操作し変化させる技術。
【注6】ヒト化マウス:ヒト遺伝子を組み込む、またはヒト細胞や組織を移植したマウス。
【注7】補体:主に肝臓で産生される血漿蛋白で、感染防御や炎症などの生体防御である抗原抗体反応によって活性化される。

参考文献

1. Heape W. Preliminary note on the transplantation and growth of mammalian ova within a uterine foster-mother. Proc R Soc Lond, Biol Sci 48: 457-459, 1890.
2. Matsuda Y, Shibata Y, Basaki K, Fukuda Y, Takaki N, Maeda T, Hirao M, Yano M, Higashiya M, Obata T, Seki S, Nishijima K. Characteristic features of newly established specific pathogen-free albino large rabbit (JW-AKT): Comparison with Japanese White and New Zealand White rabbits. J Vet Med Sci 81: 739-743, 2019.
3. 令和4年(2022)人口動態統計月報年計(概数)の概況.厚生労働省
4. Matsuhisa F, Kitajima S, Nishijima K, Akiyoshi T, Morimoto M, Fan J. Transgenic Rabbit Models: Now and the Future. Appl Sci 10: 7416, 2020.
5. 塩見雅志. トランスレーショナルリサーチにおけるWHHL/WHHLMIウサギの役割-高脂血症、動脈硬化等について- 関西実験動物研究会会報 30: 1-12, 2008.
6. Koike T, Kitajima S, Yu Y, Nishijima K, Zhang J, Ozaki Y, Morimoto M, Watanabe T, Bhakdi S, Asada Y, Chen YE, Fan J. Human C-reactive protein does not promote atherosclerosis in transgenic rabbits. Circulation 120: 2088-2094, 2009.

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自然科学研究機構 西島和俊

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