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蚊のぬれに着目した新しい蚊対策

コラム

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【さいごに】

 このコラムでは、私たちが開発した技術を2つご紹介しました。殺虫成分を使うことで、これまで多くの人のいのちが救われてきましたし、今も救っています。揮発性の殺虫成分には、使いやすさ、蚊への届きやすさもあります。一方で、蚊はとても賢く、環境の変化に適応していく力がとても強いため、私たちにも少し変わった武器が必要です。界面活性剤水溶液を使った技術は、私たちからの新しい提案です。

 これから、おそらく海外旅行をされる方がまた増えてくると思います。日本では夏の風物詩のような存在の蚊ですが、世界には今この瞬間も蚊によって悲しい思いをされている方々がいます。蚊から身を守る、未来のいのちを守るためには、みなさんひとりひとりが身を守ろうと思って、虫よけを塗るなどの行動をしていくことが大事です。このコラムが、みなさんが「蚊」のことを考えるひとつのきっかけになれば幸いです。

(もっと知りたい方はこちらの論文をご覧下さい)

Kato-Namba A., Iida T., Ohta K., Suzuki M., Saito K., Takeuchi K., Sakamoto M., Kazama H., Nakagawa T., Surfactants alter mosquito’s flight and physical condition. Sci Rep13, 2355 (2023)

https://doi.org/10.1038/s41598-023-29455-6

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JALAM学術集会委員会

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